新 国立新美術館へ行ってみました!
いつもの航空機第2便が 修学旅行で一杯で 仕方なく朝一番の第1便での上京となりました。
羽田空港に着いたのは 朝の8時30分と 午後からの仕事には 幾らなんでも早すぎます!
というわけで 前々から行ってみたかった 「新 国立新美術館」へと足を向けました。
ここは・・
先日 SMAPの草なぎ剛さんが泥酔して裸になったという東京ミッドタウンの隣にありました。
聞けば 我々が美術館に入った日の朝3時頃の話だそうですから
つい7~8時間前に ここでそんな騒ぎがあったのですね。
話は変わりますが 昔ならまぁまぁで済んでいたことが どうしてこうも騒がれるのでしょう?
皆が 必要以上に潔癖症になってしまったのか 訴訟社会のアメリカに毒されているのか
世知辛い世の中になって参りました。
幼稚な話題を 必要以上に駆り立てる マスメディアの責任も大きいと思います。
アメリカの右へ倣ったら サブプライムローンの破綻に見られるように 自分を見失ったり
大量消費社会に飲み込まれて 小さいけど輝いていた技術や
大切なノウハウ そして他人を気遣う心といった部分が 無くなってしまいかねません!
スローフード・スローライフ運動や 近くの山の木で家を建てる運動や 他にもありますが
地域にある宝物や 足元にある小さな幸せを 感じ取れる感性は失いたくないですね。
この日は たまたま「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」というのをやっていて
ルーヴル美術館へ行ったことのない私にも 少しは 行った気分にさせてくれました。
まぁ 実際に行けば全く違うんでしょうけど ここでも内容豊富で1時間半も楽しみました。
ちなみに 入場料1,500円 案内用音声ガイドヘッドフォン貸し出しが500円でした。
この建物は あの数年前の都知事選にも立候補した 黒川紀章さんが設計されました。
奇抜な方で どうせ人の感性を無視した建物なんだろうと思っていましたが
意外と(失礼) 私は気に入りました。
もっと 威張った建物かと思っていましたが
外壁の湾曲カーブと ガラス面に設置されたルーバーが 柔らかさを醸し出していました。
これは 植栽に施されたオブジェ? フリスビーらしきものが吊るされてました。テーマ忘れた・・
この奥行き80cmくらいの 半透明の突き出たルーバーが ひさしを兼ねており
壁面のガラスに当たる直射日光を遮り 夏季の省エネにも寄与してるようです。
それでいて 水平方向の視界は遮らず 柔らかい光を建物内部に拡散してました。
建物前面のお庭も 花が咲き誇り とってもいい感じでした。
さて この構造物は何でしょう?
答えは 傘ステーションでした! 上手いアイデアですね。
内部から見たガラス面も 湾曲カーブが織り成す柔らかさと光がイイ感じでした。
向かって右側の茶色い壁の奥が 展示スペースとなってます。
再び この円錐形の構造物は何でしょう?
答えは 3階円錐形フロアに設けられたレストランでした!
眺めが良いので 並びましたが1時間待ちと言われ退散。地下のビュッフェで食べる羽目に・・
この3階レストランまで延びたのと相似形の 小さい円錐形で2階までの高さの構造物もあり
そこはティー&スウィーツコーナーになってました。
上から見た1階フロアのカフェも いい感じ!
日本でも やっとこさ いい感じの国立の建物が建つようになり嬉しいです。
もっと木材や架構の美しさを備えた日本的なものを! という気がしないでもありませんが
結構好きかも と思った建物でした。
というわけで 国立新美術館を後にして 午後からの仕事に向かいました。
建物も展示物も いい刺激を受けさせてもらいました。
東京出張ついで編 まだまだ続きます・・
by lancista | 2009-04-26 17:52 | Architect