ヒダマリハウスの植栽は緑全開!
真っ昼間から おいしくお酒をいただいてました!
そのような理由もあり それまでの午前中も何をするでもなく 帰って来て夕方も何をするでもなく
久々に 天気も良いのに家に居て 我が家ヒダマリハウスを満喫できたので
以前より懸案事項でありました ヒダマリハウスの植栽計画と
春の息吹を感じる 現在のガーデニング状況をお伝えします!
ヒダマリハウスの1階平面図ですが 東西に奥行き30m(間口は11mしか無いですが)と
長い敷地を生かし 普通に考えると 真南を向いた部屋が 多く取れそうな敷地形状です。
が あえて建築家クルマナオキ君は そうしていません!
それは・・
以前にも書きましたが 真南の隣地境界となるブロック塀を見て過ごすこととなり
部屋からの視線は 窓を抜けて ブロック塀までの数mで止まってしまいます。
これが そのダイニングからデッキ越しに観た 隣家との境界のブロック塀です。
視線が どうしてもここで止まってしまうのと 観たい景色とは言いがたいものを観る格好となり
このパターンを家中全部とは ちょっと辛いものがありますね。
そのうちに ここもベンチとかテーブルを設置して ブロック塀を隠したいのですが
先立つものも必要で 延び延びとなっています。
植栽は常緑樹シマトネリコで 隣家の垣根の切れ間に合わせて目隠しの役目を果たしています。
鉢植えのパンジーが色とりどりで綺麗ですが 木製ベンチの背とかに台を造ってやりたいですね。
そして こちらがダイニング東側の裏庭の景色!
真ん中を一間分FIX窓としたビューウィンドウ越しに眺めれます。
真ん中の樹は落葉樹であるシャラの株立ち!
シャラの右側が 常緑樹であるソヨゴの株立ち!
落葉樹だけだと冬の眺めが寂しいので 交互に植栽。
シャラの左側が 以前この敷地にあった実家に植わっていた落葉樹モミジ!
亡くなった母親が 大事にしてたモミジですので形見ですね。
今年は 新築してから3年目の春なので 言われてた通り 樹勢が違い元気があります。
やっと地面に土地に馴染んできたのでしょうか?
同じ裏庭を 父の寝室の窓からも眺めれます。
こちらは北窓となるため 葉表を眺める格好となり 視覚的にも丁度良いのです。
葉表とは 葉っぱや花は太陽に向かって葉を拡げたり花を咲かせますので葉表と言います。
実は 皆が好む南窓からの植栽の眺めは 葉裏を見ているだけでなく 逆光でもあり
眺め的には今ひとつなのです。
南面の窓に拘り過ぎだよと よく建築家クルマ君に窘められてましたが 全くそのとおりでした!
昔の日本家屋は北に眺める庭を作ったと言いますので 昔の人は良く判っていたのだと思います。
さらに父の部屋から 近隣の家の窓が見えない=向こうからも覗かれないため
カーテンを閉めずともよく 開放的な暮らしが満喫できます!
同じく 裏庭からの続きのバスコートを お風呂に入りながら植栽を眺めることができます!
ここは無理を言って風呂を造る際に 湯船すぐ上の顔のある位置に窓をくり抜いてもらいました。
メーカー標準仕様の浴槽の淵より20cm上げると 湯船に浸かりながら外は見えないのです。
ユニットバス外壁の強度が落ちる部分を 建物側に窓を付けることで解決しています。
左側が常緑の寒竹で 真ん中の緑が落葉樹のウメモドキです。モミジも一部見えますね。
そしてコチラが リビングとガレージを結ぶデッキ中央の落葉樹ヤマボウシ!
あえて株立ちとせず 樹高の高さと枝の拡がりで デッキに影を落とし夏の居場所を作ります。
そして 西側2階壁面は西日対策で窓を開けていませんが
その下の2間分の大開口へ 西日が入るのを防ぐ役割も持たせています。
こちらは 室内リビング側から観たヤマボウシ!もっと大きく影を作るまで成長して欲しいですね。
反対側の裏庭のシャラは 窓の真ん中付近ですが こちらは南側にオフセットをかけてあります。
正面だとガレージの車が眺められないので・・
2階から観たヤマボウシ!かなり大きく成長した感じですね。
昨年末の土の入れ替え作業が効いてるかも?
ヤマボウシの暑さ乾燥対策に 根元周りに植えた花も 綺麗に咲きました!
玄関前は スゥっという爽やかな感じがお気に入りの 落葉樹トネリコと
前の実家に植わっていたのを持って来た 常緑樹ヒイラギのコントラスト!
ヒイラギは トゲ状の葉で邪気を撃退する魔除けの意味もあるそうで
父が 玄関に植えろとしつこかったのです(笑)
昨年 ヤマボウシの土の入れ替え作業で余った砂を花壇に盛り土した部分ですが
綺麗に咲いて ホッとしました。もう少し多くても良さそうですね。
そして 玄関までのアプローチ沿いガレージ北側部分も 花が咲きました!
陽がほとんど当たらないので 植栽の種類の選定に失敗したり 悩む部分ですが
やっと3年目にして 落ち着いてきました。
以上から判るように 南へ拘らず 東西に長い敷地を あえて視線のトンネルとし
そこの開口を生かす工夫がされ それに見合った植栽計画が最初から提案されてました。
外部を取り込むことで 室内空間も豊かに四季の移ろいまで感じることができます!
我が家ヒダマリハウスでは 東西と南の3方に設けられた大開口で
朝~夕の太陽の動きまで 家の中に居ながらにして しっかり感じ取れます。
これから家を建てられる方は 同じ建てられるなら
そのような自然を感じられる住まいを 考えてみてはいかがでしょう。
by lancista | 2009-04-19 23:06 | Gardening