洞爺湖サミットと夏のOMソーラー
環境問題が争点であるらしい。
そのような中 日本はリーダーシップを発揮しないといけないのに 中途半端なまま。
10年くらい前まで 世界のトップを走ってた 太陽光発電もドイツに抜かれるありさま。
政府の覚悟と 世界戦略まで見据えた市場を誘導する仕組みが 全くもって無為無策。
で 太陽光発電などという 大企業が莫大な開発資金と英知をかける分野でなくともよく
太陽電池は製造時に 莫大なエネルギーを必要とし その元を取るには10年とかとも言われ
そういった負荷もなく 環境に優しく さらに太陽熱>熱 として使うため変換ロスが少ないのが
OMソーラーである。

冬の晴れた日は 軒下から取り入れた外気は 0℃近くでも 屋根裏で暖められ
棟のてっぺんでは 50~60℃となるのは 我が家でも実証済み!
その暖まった空気を 床下までダクトで導き 床下コンクリートに蓄熱し ゆっくり放熱させる。
この単純な仕組みで 冬の室温は明け方最低でも14~15℃を下回らず いたって快適。
日照の少ない山陰でも 室温1桁から暖めるのと あと数度暖めるのでは 暖房費桁違い!


しかし OMの効果は それだけではないのだ!
夏は 棟温度60~70℃という 熱い空気を熱交換し
昼間の日照で 給湯温度は 50℃前後まで達する!
その日 日中の太陽熱で暖まったお湯を
その晩に タイムリーに使うことが可能!
エコキュートのように 前の日の深夜電力で暖めておいて
夜に使うので 高めに暖めておかねばならない。
ということもない。
で 昨夜たっぷり一家5人がお風呂に入って
夜中に水が足され 薄まった状態で36℃!
今日も昼間暖められるから 夜には50℃くらいだろう。

しかし OMの夏のメリットは
それだけで終わらない!
夏の夜中に
放射冷却で冷えた
屋根面を使い
昼間のように
軒下から取り込み
その冷えた外気を
床下コンクリートに
蓄冷しながら吹き出すのだ!

事実 今朝は6時で 棟温度が23℃
まで下がっていたので どんどん取り込む!
コンピュータ制御(といってもローテク)
のおかげで 棟温度が
室温+2℃から取り込み開始し
室温+2℃まで上昇すると
自動的に止まってくれる。

なもんで 今朝は
室温24℃まで下がってた!
昨晩が28℃だったから かなりの冷却効果!
さらには
空気だけが 24℃だと 外気の上昇につれ
引っ張られて 室温も上昇するが
床下コンクリートに蓄冷してるので
その上昇が緩やかなのだ!
今朝は涼しく 外気温も低めなので
さらに良い結果だったが 日々おおむねこんな感じ!

そのうえ 壁や天井にいっぱい充填した 断熱材のセルロースファイバーが
調湿作用も働かせてくれるので 室温24℃だというのに 湿度も70%弱で済んでいる。
というわけで 外気温が高くならないうちに 閉め切って これをキープし
今日は これで過ごしたいと思います(笑)。
こんなイイ技術に 政府は もっとどんどん補助金出してくれないかな?
大企業ばかり向いてないで 地道なイイ技術も広めて 全勢力を傾けないと
CO2削減は 本当に難しいと思いますよ・・
追記 : ゲド戦記の宮崎吾朗さんも OMソーラー愛好者らしいです。
OMソーラー協会のインタビュー「この人に聞きたい」Vol.4に載ってました。
by lancista | 2008-07-09 07:22 | OM solar