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トレヴィ整備(エンジンマウントブッシュ考察編)

およそ2年振りとなる久しぶりのブログ更新です(汗)。。。

その2年の間に
足車はアルファロメオ156V6から
ランチアムーサへ変わりました。

足車の話は、またそのうち書くとしまして、
今回は趣味車ランチア・トレヴィ・ボルメックスの
エンジンマウントブッシュについて書いてみます。

あ、趣味車は変わってませんので、ご安心をば(笑)

今回、2年前に愛車トレヴィにも位相バランスチューニングを施してから
とても良くエンジンが吹け上り、足回りもしっかり動いて
気持ち良くドライブしてたのですが、ひとつ気になることがありました。
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エンジン回転数が4000回転付近になると、共振して煩くなるのです。

その原因が、エンジン振れ止めのロッドエンドのゴムブッシュを
純正のゴム製が欠品中なため、ポリウレタンの強化ブッシュに替えてたのが
怪しいようなのです。

そこで、その他の潰れてるエンジンマウントブッシュ3点セットを
換えてみようとなったのです!

しかし、ここからが難関でした。
純正のパーツ番号や形状を頼りに、eBayと睨めっこすること数ヶ月!
しかしながら、35年~45年前の車の部品が簡単に出て来るはずも無く
南アフリカのランチアパーツ専門店に問い合わせるも、中古パーツが限界。。。

そうこうしてる内に、ベータ系パーツのリプロダクトを得意としてる
イギリスのBeta Boyz(ベータ・ボーイズ)さんとこで、
エンジンマウントブッシュ再販のお知らせが!
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そこで、さっそく3点セットを取り寄せてみました。
でも心配の種は、ベータボーイズさんのリプロは、
ゴム製より硬くて振動を伝えやすいポリウレタン製しか無かったこと。

でも仕方ないので、以前から集めていたエンジンマウントブッシュと
比較してみました。
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エンジン前側センターを支えるブッシュは
以下の3種類が手元に揃うことになりました。

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真ん中が、純正のゴム製中古のマウントブッシュ。
でも錆びてるし、ゴムの経年劣化も考えると却下でしょうね(涙)
左側が、eBayか何かで手に入れたポリウレタン製?マウントブッシュ。
右側が、ベータボーイズで手に入れたポリウレタン製マウントブッシュ。
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しかし、純正は上部が斜めにカットされており、
圧が掛かった際に潰れて逃げがあるような形状に見えます。
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左側の純正と比べると、右側のベータボーイズ製は
斜めにカットされた部分が平らで逃げが少ないように思えます。
高さも心持ち低いので、それだけ潰れないので良いとも言えますが
今回は使用を見送ることとします(涙)
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左側の何処製か忘れてしまったブッシュは、右側の純正と形状も同等!
ポリウレタン製?なのが気掛かりですが、それは諦めて
今回は、こちらを使用することとします!
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もうひとつは、車体左側にあるミッションマウント?ブッシュ!
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こちらは、たぶん右側の純正新品と思われる部品が見付かったのですが
他の2点がポリウレタン製であることを考慮して
左側のベータボーイズ製ポリウレタン製のリプロを使用します。
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側面の座繰りが無く、ストレート形状なのもリプロ故のご愛敬だと諦めて
コイツに頑張ってもらうこととしましょう(笑)

あと、この時代のフィアットツインカムのランプレディユニットエンジンは
4気筒ながらバランサーシャフトが入ってなく結構揺れるためか、
エンジンの左右にオイルダンパーまでもが入っており、揺れを抑えていました。

熱でやられてしまうのか、取り寄せた中古ダンパーはオイル漏れが醜く
再使用でOHで使うかワンオフで作ってもらうにしても、オイルやガスは
熱に弱いので使うことは無いなぁとの現在の見立てです。

そんな理由で、エンジン振れ止めのオイルダンパーは、今回外してしまって
サイズを採寸して、スプリング式のエンジンダンパーをワンオフしようかと
計画してるところですが、どうなりますやら。。。

今回のエンジンマウント3点セットの交換とダンパー取り外しで、
振動が厳しくなるかもですが、エンジンが正規の位置へ収まり揺れが抑えられることで、
3速から2速へのシフトダウン時にエンジンの揺れが収まるまで
シフトをニュートラル位置で待つ!という動作が無くなれば御の字でしょうか。

さぁ、早く帰って来ないかなぁ!!

by lancista | 2018-09-17 21:34 | LANCIA TREVI VOLUMEX  

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