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製本ワークショップ「和を綴じる」体験!

先週末の日曜日 前回の公会堂写真展でも触れましたが
米子市文化ホールで行われていた とりアート2010に出掛けた時のこと。

南部町に工房を構え 文化財修復に勤しむ HATA Studio さんが
「和を綴じる」 というワークショップを開催されてたので 参加してみました!
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実は HATA Studioさんは 私の同級生でもあり また同じ同級生でもある
建築家クルマナオキ君設計の家 キナリハウスに住む 施主仲間でもあるのです。

参加したのは・・



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これらの 色とりどりの綺麗な和紙に 釣られたせいもありますが
私の父である 子供たちにとってのおじいちゃんが 誕生日が近く
おじいちゃんの誕生日プレゼントにしよう! と娘が思い立ったのがキッカケでした。

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先に製作してる人達に習って いざ始めてみます!

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まず 半紙を表面を2つ折にして折ります。

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その2つ折にした半紙を この寸法割に従って 穴を開けて固定します。 

その後 折り目を基準にカッターで切っていきますが コツを教えてもらいました。

今回は 20枚を切ったのですが 一度に数枚切るのでは無く
1枚を20回切るつもりで 軽く同じように力を抜いて切るのだそうです。
力を入れ過ぎると 段差が出来てしまい ダメになるそうです。

やはり プロが教えてくれるコツには
技術だけでなく 色々な真理が含まれてると思いました。

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その作業が終わったら いよいよ表紙の和紙を選びます。

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表紙の和紙を 中身の和紙と同じサイズの部分で折り返すのですが
竹ヘラで 折り目を付けていきます。

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最後は 紐で綴る箇所に穴を開けて しっかりと紐で綴っていき
最後はコヨリで留めて 完成です!

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おじいちゃんに相応しい? 渋めの柄を選びましたね(笑)

40歳代半ばにして 初めての和本製本体験だったのですが
子供と一緒とは言え およそ1時間掛かりました。

昔の人は 本やノート1冊作るのにも 本当に大変だったんだな と感心するとともに
何もかもが便利で安価にある現代が 果たして本当に幸せなのか?とも思いました。

私が 旧い車に惹かれるように 手間隙掛けて造られたものには 愛着と温もりがあります。
そういったものに触れる機会が 少なくなっている現代の生活の中で
子供に少しでも この体験が生かされてくれると良いのですが。。。

でも 娘は そんな親の気持ちとは裏腹に
お昼の佐世保バーガーだけでは飽き足らず たこ焼き食べよ~ぅ!って・・
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まだまだ お子様全開なのでした。。。

by lancista | 2010-10-30 00:47 | CraftsMan-Ship  

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