クルマナオキ設計ナカニワニワハウス見学会(LDK+編)
ナカニワニワハウス見学会の模様をお伝えします。
前回お伝えしたとおり 薪ストーブが鎮座し 大きく取った玄関土間が特徴のこの家は
そこに隣接した リビング・ダイニング・キッチン&和室が もうひとつの魅力と言えましょう!

土間からリビング・ダイニングを見ると その向こうにはナカニワ(中庭)が拡がっています!
そして・・

幅広の杉板の板目も美しい 無垢材のフローリングが とっても映えていました。

また このリビング・ダイニングは 立ち仕事のキッチン > キチンと高めに座るダイニング
> ゆったりと低めに座るソファリビング > 小上がりの和室 と
緩やかに視線(目線)が低くなっていきますが ほぼ 視線に上下がありません。
なので 立ち仕事の奥様が 和室に居るおばあちゃんに話し掛けても 上から目線
なんてことにはならず ほぼ水平にフェイス・トゥ・フェイスで 会話ができるのです。
また 実際のリビング・ダイニング面積は およそ5×6スパンの15畳ほどですが
隣接する和室が 畳で6畳(床の間と仏壇スペースを含めると7.5畳)
隣接するキッチンが およそ7.5畳と 室内空間スペースが およそ30畳弱なうえ
隣接する土間が 室内部分でおよそ9畳ほどと ここまでで40畳弱
さらには ナカニワ(中庭)に前ニワ(庭)も含めると まさに広さは無限大!
クルマ君お得意の 視線が抜ければ広く感じるし 視線が止まれば狭く感じる!
との思想に基づいた とっても開放感ある 家のコア部分なのでした。
このコンセプトに惹かれて 我が家ヒダマリハウスも 1階のコア部分は開放感ある
4スパン全面開口の窓が 東西南の3面に拡がる 視線抜け抜けの家になったのでした(笑)
なもんで ナカニワニワハウスの基本設計は 我が家ヒダマリハウスのルーツでもあります。

小上がりとした和室も 我が家に良く似た 現代洋風和室とでも申しましょうか
シンプルでフラットな扉が 和でも洋でも応えてくれる いい塩梅の中立性です。

こちら反対側は 仏壇が収まるスペースと シンプルな現代風床の間!


そして 我が家ヒダマリハウスに欠けているのが この小上がりからの視点!
最後まで悩んで 我が家ではリビング床とフラットにしましたが こうやって小上がりだと
なおさら ソファを中心とした高さのリビングの人と 目線が一緒なので一体感があるのです。
はたまた 視線のスパンも 南北で12スパンとかなり長いうえに キッチン横は外への扉が
さらに視線を遠くに飛ばしてくれています。

リビングには クルマ君設計のリビングボードが鎮座し 薄型TVもスッキリと収まりました。
家具も一緒にデザインしてくれることで 家との統一感があり 違和感なく収まるのも魅力!

このように 和室の小上がりの段差は椅子代わりにもなるので 臨時でL字型ソファ代わりにも・・

厚めの無垢材を使った シンプルながらも優しさを秘めた ダイニングテーブルと椅子は
我が家ヒダマリハウスの ダイニングテーブルやリビングテーブルでもお世話になった
GREEN WOODS(グリーン ウッズ)は 柳原さんの作品!
あの サンマを食う会の会場がアトリエのお店 と言えば伝わるでしょうか(笑)
我が家は Yチェアにしましたが 椅子も作ってもらうのもアリでしたね。

そして オーダーメイドで作ったキッチンも かなり使い勝手が良さそうです!

我が家はフルフラットにしましたが コチラは手元を隠すため 少し立ち上げ
キッチンの反対側には ダイニング側から取り出せる食器棚も一体化!

背面の食器棚も 同一の面材で仕上げ 一体感もバッチリ!
そこには 機能的に考えられたコンセント位置や 収納量タップリの引き出し式の棚に
顔とのクリアランスも考え 薄めに仕上げられた吊り戸棚と 考え尽くされています。

リビングやダイニングとの位置関係も これで良く分かると思いますが
さしずめ キッチンがこの家の司令塔ですね!

ミーレの食器洗浄機は 最新型でしょうか 我が家よりモダンな感じ!
サイズは 60cm幅のおそらく12人用。
我が家も12人用ですが 鍋も洗うと5人で丁度位です。
こちらのお宅も 6人が一緒に住むので これぐらいは必要ですね。
ミーレの食器洗浄機が良いのは 面材を揃えることが出来るので 統一感があるのです。
最近のは知りませんが 国産のは その辺がイマイチでした。国産は容量も少ないのがネック。

キッチン裏側の食器棚も リビングボードと合わせたデザインでなされています。
そして このリビング・ダイニングのコア部分を いっそう広く見せている仕掛けがコレ!
キッチンの上を 床面積に入れなくて良い 140cm以下のロフトとし 多目的スペースを確保。
そして リビング・ダイニングは 天井高がおよそ1.5階分となる4m前後を確保することで
吹き抜けにも似た 縦の開放感を得るとともに ハイサイドライトからの明かりも取り込む!

さらには 1スパン分は 電動で開閉する窓として 夏季の熱気抜きの風の通り道としても機能!


壁と個室に挟まれたナカニワ(中庭)が 開放感だけでなく 安心感を与えてくれます。
かえって 南向きで隣家に接した大きな庭なんかより ある意味 安心して開け放しておける
囲われた庭の方が カーテンを閉めなくとも良く いつも開放的にしてくれます。
セランガンバツの赤茶けたウッドデッキと 株立ちの緑も美しいヤマボウシが
とっても美しいコントラストを成し 黒い外壁と相まって どの角度からも絵になります!
隣家との壁の一部を 地窓風に開口部を開けて 隣家の視線を遮りつつ
隣家の植栽の緑を 借景にいただく 絶妙の開口部が開けられていました。

木製建具が その美しさを一層引き立てています!
やはり 個室までは不要かと思いますが ここぞ!の場所には木製建具ですね。
熱伝導率の低さとペアガラスとで 断熱性能も かなり高いのも嬉しいです。

その木製建具に巧妙に隠された アコーディオン式の網戸!
我が家では 引き込めるガレージ側の網戸以外は 常にどこかで目に入るだけに
その存在感を消してしまえるのは 羨ましい仕掛けだと思います。

このナカニワニワハウスでは ロールスクリーンが主体のようでした。
こちらも 下がり壁の中に 巧妙に隠されていました。お見事!
という風に 今回のナカニワニワハウスのコア部分も とっても居心地が良さそうです。
では次回 個室編へと続きます。つづく・・
by lancista | 2010-10-16 01:55 | Kuruma-Architect


