ロシア練習帆船「ナデジュダ号」見学して来ました!
半分仕事&半分趣味みたいなことで(汗)
ひょんなことから 境港に寄港したばかりの ロシア・ウラジオストクは
海洋国立大学の練習帆船 「ナデジュダ号」を見学させてもらいました。
全長109m 全幅14m マスト高49.5m という世界最大級の帆船で
上海万博での行事を終えての帰りに 寄港したそうです。
しかし・・
前から見ても 後ろから見ても とっても大きいですね!
ウラジオストク市は 極東ロシアの重要な都市と考えられており
シベリア鉄道の始発駅であるだけでなく ロシア艦隊の軍港でもあり
造船業や漁業だけでなく 軍港関連産業も盛んらしく 人口は60万人弱と
鳥取県人口と肩を並べるほど(汗)の 大都市なのであった。
日本への定期旅客船としては 韓国東海市経由で鳥取県境港の間に
フェリーが月に2回 - 5回運航されているそうで
意外と近いロシア! 意外と近いぞウラジオストク!!
と 帰ってからググってみて 思ったのでした。
いよいよ乗り込んでみますと・・
人の高さより大きい スペアのイカリにビックリしたり
元ロシア大統領の プーチン氏が乗船した際の記念写真とか
大統領でも座らせてもらえない 真ん中の船長の椅子とか 見学させてもらいました。
しかし 中でも圧巻だったのは 掛け声が掛かると
てっぺんは50mとビル16階建てに相当する高さのあるマストに
実習生たちが 一斉に登り始めました。
みんな揃ったところで 帽子を脱いでご挨拶!
ここまで 僅か 3分位だったでしょうか!!
高さだけでも おっかなびっくりでしょうが 今年の実習生は
誰一人泣き言を言わず 皆 最初から登れたそうです。
覚悟して入学してるとは言え 立派なものですね。
規律と統制が取れた姿に 近年 日本人が無くしてしまったものを見た気がしました。
また 海に生きる人達の厳しさの一片が垣間見え 境港の人達の気性が少し理解できました。
我々デスクワークが主の職種とは 厳しさや背負ってるリスクが桁違いなんだ と思います。
その後は 歓迎のセレモニー第2段として 実習生の皆さんによる合唱や
ダンスに ブレイクダンスといった踊りのパフォーマンスや
ギターの弾き語りなど
最後は 「さくらさくら」を熱唱して下さって これまた感激!
これのお返しのパフォーマンスとして 高校生による日本舞踊と
高校生の大会で 日本4位に輝いたという 空手の演舞!
4歳から ジャッキー・チェンに憧れて始めたという その演技は
観る者を圧倒させ 私も涙が溢れ出てきました。
写真で撮れないほど 静から動への動きが早く また静へと戻る!
その呼吸と 美しさに感動しました。
このような高校生が 境港に居たとは 嬉しいと同時に誇らしかったですね。ありがとう。
続いての懇親会では ロシア本場の味付けによる料理を堪能させてもらい
中でも 本物のボルシチには 舌鼓を打ちました。
そして 陽もどっぷりと暮れた中 ナデジュダ号を後にしました。
いただいた 乗船記念品も センスの良い立派なもので ありがとうございました。
てなわけで 予期せぬイベントだったわけですが こんな国際親善ならいつでも大歓迎ですね。
帰り際に誰かが言った こんな交流が幾つもあれば 戦争なんか起きっこないのに!
との言葉が印象的でした。
by lancista | 2010-10-10 12:07 | Everyday Life