クルマナオキ設計スバコハウス見学会(2階3階?編)!
やはり 家での生活の中心となる リビング&ダイニング&キッチンを抜きには家は語れません!
ここでも 嬉しいサプライズで 訪ねた我々をうならせてくれました!

玄関上がって正面の階段を右に折れると こちらのリビングボードが鎮座しております!
クルマナオキ君の素晴らしいところは 造り付け家具のデザインセンスにも優れてることです!
我が家ヒダマリハウスの リビングボードやキッチンをはじめ
ダンダンハウスのダンダンベンチ収納 凸凹ハウスの書斎やキッチン等々
家全体のテイストに合ってるのは勿論のこと 機能や収納力にも妥協はありません。
今回も 家全体を占める巣箱と同じラワンベニヤ材を用い アールデコ風昭和仕上げ!?
薄型TVを置くスペースも確保され ビデオデッキやレコーダー、オーディオも収まる仕掛けです。
そして・・

ご覧のように 吹き抜けへの転落防止家具としての機能もあり
壁際に置くであろうソファや ダイニングテーブルからも程好い距離感です!
また後ほど説明しますが 吹き抜け部分を中心に回廊形式となっており
行き止まりを無くし 移動時のストレスを軽減させるのも いつもの手法ですね!
ただ 今回のは かなり趣向を凝らしてありますが・・

東側の壁一杯に造り付けられたキッチンや収納も 面材をラワンで合わせ
天板位置から始まり 吊り戸棚で終わる窓も 大きく水平に取られ
リフォームの際に出窓へと改修され かなりの伸びやかさを演出しています!
あと 吊り戸棚上部に仕込まれた間接照明による 素敵なライティングで
ソフトにそしてシックに 夜を迎えれることでしょう!

吹き抜けの反対側に目をやると 巣箱の中2階の上の3階?部分にあたるとこが
書斎コーナーとして また大きな横窓が設けてあり
リビングやダイニングからも 視線を交わすことや会話が可能です!
これだと キッチンやダイニングで家事をされてる奥様が 勉強してる子供を見たり
反対に 子供も親が視界に入るので寂しくなかったり
夫婦同士でも お互いに気配を感じながら 別の作業に勤しむことが可能ですね!

そこへと至るアプローチは 回廊なので2通りあり
こちらは リビングから1段上がった小上がりとし フチなし畳で廊下も兼ねています!
ラワン材による収納も設けられ 本棚や資料コーナーとなるのでしょうか。
ここで座ったり 寝っ転がったりしながら 本でも読めたら最高な感じでした!
バリアフリーで椅子生活を意識した 我が家ヒダマリハウスには無い 贅沢空間ですね。

その畳廊下の正面には 自在棚の壁面収納があり

巣箱の3階部分では 掘りごたつ形式で 吹き抜けに面した横長のデスクと
背面の壁には 無数の棚が鎮座しており 図書館になるのか おもちゃで溢れるのか不明ですが
中2階が子供の秘密基地だとすれば ここはさながら大人の隠れ家のようです!

デスク下には 転落防止&あぐらや正座で座った時には蓋となる板が
自在に移動が出来 掘りごたつのように足を伸ばしたい時には 取り外せるようになっています。
そして 両端の兆番の付いた蓋を開くと 中2階へのハシゴが現れました!

この日連れて来た娘は ここで何回も上がったり降りたりを繰り返し
かなりの運動になったことでしょう(笑)
子供にとっても 大人にとっても ワクワクする楽しさを秘めた空間ですね!

北側の壁には 風の通り道となる縦長の窓と エアコンが完備され
温熱環境にも抜かりはありません。

2階天井を取り払い もともとあった梁を現しとし 上下の空間を確保ながらも
通常の柱を用い 要所要所には補強を入れてあり リフォームをする際に重要な
住宅の基本骨格部分でも 性能を底上げし 耐震性を増すとともに安心感もアップさせています。
母屋が隣にあるとは言え 7.5m×5.5mのグリッドで 述べ床面積80数㎡約26坪ほどで
これだけ豊かで楽しい空間が作れるとは いつもながらビックリさせられます!
今週末 5月22日(土)もオープンハウスを開催されてるようなので
気になる方は ぜひこの目で確かめてみて下さいませ。
2次元よりも3次元! 視覚よりも皮膚感覚! ぜひ五感で体験してみることをお勧めしますよ ♪
では次回 なかなか分かり辛いこの空間を 建築模型で復習してみたいと思います。つづく・・
by lancista | 2010-05-19 01:27 | Kuruma-Architect