Lancia Lunch 2009(フルヴィア・クーペ1600HF助手席体験編)
もうひとつ 体験しておきたいことがありました!
昨年のランチで おやじさんのフルヴィア・ベルリーナ・2Cに乗せてもらった体験が
あまりに強烈で その印象を忘れてしまわないうちに
フルヴィア最強の1600HFがどんなものなのか 味わってみたかったのです。
で ガンマ試乗のお礼もそそくさと済ませ(汗) フルヴィアHFオーナーの元へと向かったのでした。
昨年の・・
2008年ランチの前夜祭で フルヴィアV4の魅力を熱く語っていただき
1300HF>1600HF と乗り継いだだけあって その言葉の端々には
オーナーで限界まで使い切った人だけが分かる領域の話が とっても説得力がありました。
ちなみに
1300HFが 100ps/6000rpm 12.8kgm/5100rpm なのに対して
1600HFが 115ps/6000rpm 15.8kgm/4500rpm のようです。
その1600HFならではの トルクや吹け上がりより?車速が上がって行く!様や
大内 誠さんが その昔筑波で1600HFを駆り優勝した時に
レース終わってスパイ針を見たら 8300回転!まで回してた話とかを聞くにつれ
どんなエンジンなのか 助手席でもその片鱗に触れておかねば と思ったのです。
さらに 大きくネガティブキャンバーに振られたフロントと ノンパワーFFのステアリングにより
1600乗るなら若いうちですよ!と 前夜祭ではハッパを掛けられたりもしましたが
今の私には無理なため(涙) せめて 助手席だけでも体験しておかねば!
と申し出たところ 快く引き受けて下さり いざ出発です!
芝生広場を抜け 並木道のアスファルトへ出たかと思うと・・
踏むわ踏むわ! あまりの加速力に メーターを写しましたが 全くブレブレで撮れてません!
デルタとかの ボディ剛性や足回りがカッチリした現代風の車でカッ跳ぶのは 慣れてますが
この手の60年代の車で あそこまでの加速となると シャシーよりエンジンが勝っており
もう 助手席で恐怖を通り越して 笑うしかありませんでした!
リアの半楕円リーフスプリングも ベルリーナ2Cの時は 良い仕事をするなぁ
と思ったものですが この1600HFともなると 暴れること暴れること!
良い意味で シャシーを超えたエンジンファスターな車だったんだと思います。
外から見ていた仲間も よく踏むなぁ!と見ていたそうで
吹け上がりとダッシュ力は まんざら噂でもなく 事実この個体も8000回転弱まで回せるとか!
本当に吊るしで 週末サーキットでレースを楽しみ そのまま帰途につくということを
平気でやってのける市販車を ランチアは売っていたんだと 嬉しくなりました。
流してる時は 本当に優雅なランチアらしい後姿でございました。
(画像は こたちょさんから沢山拝借させていただきました。ありがとうございます。)
これなら ラリー・フィールドでも活躍する訳ですね!
ランチアのもうひとつの面 勝負が掛かると狂気になるハイドの面を垣間見せていただきました。
オーナーさん 本当にありがとうございました。
あの前夜祭のお言葉に 嘘は無かったのを体験できたことを 嬉しく思います。
あと 会場の外に停めてあった とっても綺麗なフルヴィア・クーペ1600HF!
こちらも タコメーターを覗きこんだら スパイ針が 7600回転で停まっておりました!
やはり フルヴィア・オーナーは 回してナンボ!で楽しんでおられるようです(ニヤリ:笑)
では次回 個人的に気になった ちょっと旧い車編をお届けします。さて車は何でしょう?つづく・・
by lancista | 2010-01-16 20:19 | Car life & event