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studio ARGENTO オリジナルアクセサリー工房訪問記(作品編)

前回 プロモデラー Studio Rosso さんを紹介したから という訳ではないのだが
車趣味が高じて 歯科技工士で鍛えた腕を生かし カーアクセサリー&ジュエリー作家として
独立された 白猫#35さんが 隣町の松江市に居られる。
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夫婦で アルファロメオを駆り 幾多のレースにも出場され
最近ではル・マン・クラシックにも参加!その名はアルファロメオ界隈では知らぬ人は居ない?
という 白猫#35氏であるが 日常は 松江市郊外に構えた
オリジナルアクセサリー&ジュエリーのお店「studio ARGENTO 」の
オーナー兼クラフトマン の顔(腕?)も持ち合わせておられる。
いつも 松江に行った際には お店で車談義に花を咲かせ 仕事の邪魔をしてるので
罪滅ぼしがてら 紹介するとしよう!

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店内に入ると 車関係のアクセサリーやミニチュアが陳列された棚が眼に飛び込んでくる!
そう 氏は何を隠そう イタリア自動車雑貨店 や ル・ガラージュ といった
日本でのオシャレな車関連文化を育んできた老舗のアクセサリーも 手がけているのだ!
イタ車好きな皆さんなら このあと紹介する品々を 一度は眼にしたものがあると思う。

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こちらの テーブル兼陳列棚には オリジナルオーダーの際の原石が幾種類も並べてあり
この中から いや無いものでも 好みに合わせて 色々な要望に応えてくれる!

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ほとんど 顧客さんの手に渡ってしまい 残ってないらしいのだが
誕生石(これはサファイア)をあしらったリングとか トルマリンのピアスといったものから

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西風の漫画に出てきそうな アルファロメオのグリルを模ったカッチョイイリング!
アルファは様になるが ランチアだと微妙なのが惜しいところ・・
ランチアだと カフスボタンとかネクタイピンとかがイメージかも?

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他にも アバルトのサソリがあったり

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最近では 携帯ストラップのアクセサリーとして シルバーのミニチュアとか。
こちらは フェラーリF50スパイダー! デフォルメもイイ感じ。

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こちらは フェラーリ250GTO! ピントが完全に合ってないのは ご勘弁!
大きさは 親指の爪ぐらいでしょうか。

今回は お店と作品を中心にお届けしましたので 次回は併設されてる工房にお邪魔します・・

そうそう お店はHP開設準備中らしいので 連絡先は以下のとおり
690-0044
松江市浜乃木4-6-34 (浜乃木自動車学校近くのファミリーマート奥100m)
スタジオ・アルジェント    (定休日:月曜日、営業時間 10:00~19:00)
TEL 0852-24-8647

by lancista | 2008-05-31 23:23 | CraftsMan-Ship  

プロモデラー Studio Rosso さん工房再訪記

先週 天気の良い平日にお休みがもらえたので 久々に愛車トレヴィで ドライブがてら
20年前から いつもお世話になってる 木次の山陰スバルへオイル交換に行った。
その話は また後日として その帰り道に プロモデラー Studio Rosso さんの工房へ・・
前回訪れたのは 4月のポンテペルレ帰りだったから 約1ヶ月ぶり。
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工房の棚には充実の モデルキットたち 2000個位あるらしい。
しかし イタリアの実車を相手にしているカロッツェリアよろしく この模型業界も大変らしく
中小の弱小メーカーは 倒産したり 吸収合併されて 細部の拘りが手抜きになったりと
将来も 今までのように 安定してモデルが生産されるとは考えにくい とのこと。
嫌な世の中になってきたものである。大量生産・大資本でないと生き残れなくて
選択肢は狭められ 画一的なモノが市場にあふれるかと思うとゾッとする。

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そんな 市販キットをベースにしながらも ディテールを追い込んで
より本物らしく仕上げていくのが プロモデラーの仕事!
Studio Rosso さんの仕事ぶりは 毎日ブログで更新され 手の内を明かされている
数少ないモデラーなのだが 今作っておられるポルシェの水平対向6気筒エンジンも
エンジン自体 他のキットのより精度の高いモノをベースに型取りされ
さらに金属部分は質感を大事にするため 金属を削り出したりして作りこまれる!
氏のブログだとアップ画像のため そんな細かい作業をしている実感が沸かないのだが
一緒に写っている 精密ドライバーの柄と比較してみて欲しい!こんなにも小さいのだ!

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さらに 先に述べた 原型のベースとなるモデルキットも 将来品薄になることが予想され
その対策として Studio Rossoさんはシリコンゴムで型取りして ベースモデルから作成!
この型の中身は ポルシェ911GT1(98年式) らしい。
私はてっきり917か936といった長距離レースの後継機かと。今は名前も911なのね・・
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しかし これもボディの数ミリの厚みを確保するために秘策があるのだとか。
教えてもらったが 私のような素人ではチンプンカンプンで 言葉が素通り・・
あと 写しそびれましたが 高精度精密3Dバイトも導入されてました!
とにもかくにも 将来を見据えて
新しい可能性に次々とチャレンジされている Studio Rosso さん。凄すぎます。

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今回 お寄りしたのには訳があって 以前このブログでも紹介した
LANCIA DELTAのラリーカー↓ を製作依頼なさった方が 私のブログも見てて下さり
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私の愛車である DELTA HF4WDの 88年モンテカルロ・ラリーのモデルキットを
譲って下さったのだ。MERIRITSのかなり貴重なキットである。
それを Studio Rosso さんのとこに受け取りに寄ったのでした。
名前も存じ上げませんが 本当に 貴重なものを頂き ありがとうございました。
キットの箱のまま 眠らせることのないよう いつか自分で 自分で無理なら
Studio Rosso さんに作成していただき 大切にして完成させたいと思います。
長~い眼で 見守り下さいますようお願い申し上げます。

本当に 見ず知らずの方から このようなモノを頂いたり 先日のイベントでの体験といい
ブログを始めて 昔の知り合いと再会したり 新しい繋がりが出来たり
趣味の世界を中心として 色々な輪が拡がりつつあります。
今後とも Double Espresso ブログともども lancistaも精進していきますので(何を?)
よろしくお願いします。

by lancista | 2008-05-31 08:50 | CraftsMan-Ship  

カニの脱皮

さぁ この写真のモノは 何でしょう?
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1) 生きたカニ
2) カニの脱皮後の抜け殻
答えは 2)のカニの脱皮後の抜け殻です!

先週末 カニが増えてるぅ~! と子供が言うので 見てみると
ものの見事に 脱皮しておりました。

昨年 秋に我が家にやって来た時は 2匹居たのですが
水換えとかせっせとやってたにも関わらず 約1ヶ月前に 共食いしたのか
1匹は バラバラになって死んでしまいました。
なので 大きいほうの1匹だけだったのが 抜け殻を含めた2匹に見え 子供がビックリ!
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せっかくだからと 水槽から取り出して 観察してみましたが
目の部分も しっかり残っており 剥製のようです。
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裏返して ファスナーならぬ 脱いだ痕跡というか継ぎ目を探そうと 見てみますが
良く分かりません! お見事な脱ぎっぷり!!
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脱皮したすぐは 色がグレーというか青っぽかったのですが
日に日に赤みを取り戻し もとの茶色に戻りました。
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しかし カニって脱皮するんですね!
残った1匹は 元気で これからもサプライズで家族を楽しませて欲しいものです。

by lancista | 2008-05-30 06:37 | Everyday Life  

Raduno Lancia 西日本(おみやげ編)

ただでさえ 見るのも珍しいランチアが一同に会したとこに 飛び入り参加し
実車に触れたり オーナーに話を聞けるだけでもスゴイのに 同乗助手席体験まで出来た!
これだけでも 素晴らしい出来事の連続なのだが もうひとつラッキーなことがあった!

主催のHさんが 所有してるお宝を ジャンケン大会の景品として 提供下さったのだ。
私も ジャンケン大会に群がり 参加させてもらう。
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そこで何と この日一番のお宝! を見事ジャンケンで勝ち抜きGET!

その品は ストラトス>BMW-M1>フェラーリ288GTO>フェラーリF40
と 一連の名だたるイタリア系レーシングカーのシャシー設計に関わった
ニコラ・マテラッツィ」氏の何かのモデルの 手描き直筆サスペンションジオメトリー設計図!
さらに手書きのサインまで記してある!!

何でも 2007年秋に ニコラ・マテラッツイ氏が日本を訪れた際
H氏は雑誌の編集の方々と氏と食事を共にしたので その際にもらったものだとか!
交友関係というか 氏と直接出会える人脈も凄すぎますが それを景品で提供って・・
とにもかくにも スケールが違います。
本当に 私の手元にあっても良いのだろうか 心配だったりして。
額装して ガレージに飾るか リビング上の飾り棚に飾るかして 家宝にしないと(汗)。

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そういえば このイベントにお誘いいただいた ぴろねんさんも
アルファ164や ランチア・イプシロンをデザインした 「エンリコ・フミア」氏が来日した際
名古屋から東京まで車で送る段取りで 途中まで愛車のイプシロンで送ったとか
世界の天才デザイナーを 事故にでも合わせたらどうしよう?と心配で気が気でなかったとか。

エンリコ・フミア氏は 奥様が日本人らしく 日本にも愛着を持っているとかで
とってもフレンドリーらしい。
イタリアでは下駄代わりのイプシロンが 日本ではクラブまであって盛り上がってるのが
ことのほか嬉しいのだとか。

といった 世界に名だたる自動車界の重鎮らと フレンドリーに接している
ランチア・クラブ・ジャパンのメンバー達は 凄すぎます。
私なんか 96年のランチア・ランチで小林彰太郎さんにサインもらうので精一杯でした。
今回のイベントを通して 少しでも そういう世界に近づけたような気がします。
私の目標は マリオ・ベリーニとマルク・アレンかな~。誰か呼んで欲しいものです・・

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といったような 貴重な体験と 貴重なおみやげを持って 帰途についたのですが
一緒に行ったF君も 興奮冷めやらぬ様子で 帰りの道中は話に花が咲いたのでした。
また 帰りの高速道路での巡航にも トレヴィの狙った高速快適セダンという性格を
改めて確信し ホント良い車を手に入れたなぁ としみじみ感じ入るのでした。

その際 前回説明したデッドニングや カーオーディオの工夫の数々が
時にはBGMとして 時には2人の青春時代の80年代ロックを生々しく奏でてくれ
場を盛り上げたり 車内を鎮めてくれたのも大きいでしょう。

あとはエアコンが効けば ほぼ完璧ですが 昨日診断してもらったところ
コンプレッサーが回ってないことが判明!
電気系不良か コンプレッサーご臨終か まだ分かりませんが 一筋縄では行かないですね。

今回で Raduno Lancia 西日本シリーズは終了となりますが
イベントで出会った皆さんに感謝するとともに また出会えることを楽しみにしています。
ではまた・・

by lancista | 2008-05-29 20:29 | Car life & event  

Raduno Lancia 西日本(デルタS4 助手席インプレッション編)

前回の 人生初のストラトス助手席体験で 私の脳みそはアドレナリン出まくりだったのだが
同じく ランチア・タクシーと称して 同乗助手席体験を行っていた デルタS4も
かなりの人数をこなし 順番が回って来た!
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しかし コチラもストラトスとは別の意味で かなりの異次元な風貌!
ストラトスは モーターショーで発表されたショーカー「ストラトス・ゼロ」に目をつけたランチアが
次世代ラリー・ウェポンとして 白羽の矢を立て もっと非現実的だったものを
なんとか あれでも現実的・実践的なモノに持っていった作品!

それと違って デルタS4はどうだ!?
最も美しいラリー車と称される ランチア・ラリー037の後継とは思えぬほどのゴテゴテ感!
市販車デルタのイメージを残しながら あとは何でもアリな姿。
鋼管フレーム構造のミッドシップ4輪駆動に スーパーチャージャーとターボの2段加給を備え
サイドウィンドー後方には インタークーラーへ走行風を導く カウンタックも真っ青なダクト!
ラリーモデルに至っては エアクリへ走行風を導く屋根後端の大きなスポイラー風ダクト!

WRC6連勝のデルタ・インテグラーレ・シリーズの最終章 エボのイカツイボディが
コイツの前では おとなしくさえ見えてしまうのだ。
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さあ 斜めに走った分厚いサイドシルをまたいで 乗り込んでみよう!
ドアは ストラトスと違って かっちり閉まった。これだけでも安心感は大分違う。
バケットシートも 大振り過ぎず小さ過ぎず しっかりホールドしてくれる感じ。
エボ2純正の 肩の張り出したRECARO SR2シリーズは HF4WD乗りの私には
肩の部分が苦手なので このS4純正の腰でしっかり受け止めるタイプの方がシックリする。

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ストラトスは 動き始めから軽かったが 車輌重量1200kgとなるS4ストラダーレは
私のHF4WDの車輌重量1190kgと大差ない感じで 違和感や凄みは未だ伝わって来ない。
コックピット後方で唸りをあげようと待ち構えてる エンジン音を除いては・・

ただ 鋼管スペースフレームによる剛性感はもの凄く 市販デルタとは大違い!
たぶん フルロールゲージとかで固めたデルタで やっとS4ストラダーレ位ではないだろうか?

そして 嬉しいのがボルメックス(スーパーチャージャー)の ギャィーンとかギュィーンという
排気音に混ざった音が 私の愛車のトレヴィVXと同じ音なのだ!
音量は ミッドシップで排気管が短く太鼓も少ないS4に軍配が上がるが 音質は近い。

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少し前が開いたので 踏んでもらったが グングン怒涛のトルクで押し出されて行く!
しかし 公園内ということもあり 4000回転手前でシフトアップ。
で 3000回転強にドロップするのだが 全くトルクが細ることなく また押し出されて行く!!

オーナーから事前に聞いていたとおり ボルメックスとターボの切り替え場所が分からない!
かなり注意深く背中と耳に全神経を集中してみたが 途切れや息つく場所は全くない。

私のトレヴィVXも レッド6000回転からなので 5500回転位しか回したことは無いが
スーパーチャージャーが しぼんで行くような素振りは見せないしし
かえって純正の排気系が容量オーバーとなり 5000回転強からエンジンが回りたがらなくなる
といった症状から考えるに S4は排気系も抜けが良さそうだし スーパーチャージャーは
カットオフや 回転感知のクラッチで空回りとかさせずに ずっと回っているのかも知れない!
それなら 段つきや息継ぎもなく 止め処なく加速するのも頷ける。確証はないけど・・

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あと 足回りは全くの純正でも 当然であるが かなり余裕があり
ガッチリした剛性感をもったゲージに囲まれて 深いストロークでしなやかに足回りが動く感じ。
ストラトスで見られたような 激しいキックバックもなく ダンピングを効かせながら
大きく受け止めるので 轍やギャップも 本当に何事もなかったかのように通過して行く!

私のゲージは組んでないが フロント上下 センターブレス リア上下 タワーバーで固めた
HF4WDは ピロアッパーのせいもあるが 限りなくストラトス寄りの足回りマナーだなと実感!
やるなら 一から出直しか 限りなくノーマルで乗った方が良いと打ちひしがれる・・

デルタS4は 市販車デルタと同じようなポジションで座れるせいもあり
ストラトスの様な 狂喜の世界へは こんな公園内ごときでは導いてくれない!
本当の実力を花開かせるには もっとスピードレンジも高く安全な場所でないと
何も起こってはくれないのだ。
そして 今回はターボ加給の炸裂は 場所柄体験出来なかったが そのゾーンを保てば
デルタS4ストラダーレは さらに豹変するに違いない!
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NAのストラトスが 軽さと回転で稼ぐ加速で 回転を落とさぬよう気が抜けないタイプとしたら
コッチのS4は W加給のそれも 主としてスーパーチャージャーのトルクで押し出す
ある意味 横着でも大丈夫な乗りやすさを備えている。事実 公園内で5速まで入ったし・・
ハンドルを握った訳ではないが そのことが安全に早く駆け抜ける
80年代WRCのベース車として 求められていたんだと思う。これでストラダーレだもんな・・
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70年代WRCの覇者ストラトスと 80年代WRCグループB無冠の帝王S4ストラダーレ
両方 助手席に乗せていただけるという幸運に恵まれ 10年間の進歩を眼のあたりに体験! 
どっちが優れてるとか どっちがどうという次元では無いですね。もう好みとしか言えません。

恐るべし グループB 素晴らしすぎです DELTAS4 開発コード038!
オーナーのHさん 本当に素敵な体験させていただいて ありがとうございました。

by lancista | 2008-05-29 16:18 | Car life & event  

Raduno Lancia 西日本(ストラトス 助手席インプレッション編)

う~ん。やっぱり かなり浮世ばなれしたストラトスの佇まい。
そこへ持ってきて 70年代WRCを席巻したアリタリアカラーを身にまとった姿は
マルティニ・カラーの037>S4>デルタ と続く80年代ワークスカラーと双璧をなす!

オーナーさん曰く 手に入れた10年前からアリタリアカラーだったらしいのだが
色々とやり直した部分もあり 年々完成度は高まっている! とのこと。
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それでは いよいよお待ちかね! のストラトス助手席体験と参りましょう。
以前書いたように 助手席はかなり窮屈!
分厚いドアを開けて 高めのサイドシルをまたぎ 頭を打たないよう屈み込んで
助手席へと滑り込んだ。ドアを閉めるとバチャンという いかにも軽そうな音を立てて閉まった。
やはり 何もかもが只者でない感じがヒシヒシとして伝わってくる。
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で 出発しようとオーナーがクラッチをつなぐと いかにも軽そうな足取りでヒョイと出てしまう。
900kg台と 一昔前の1.3Lか1.6Lクラスのすご~く車体の軽いとこへ持ってきて
ディーノ譲りの2.4Lエンジンは 高回転型とは言っても そこそこのトルクを発揮するから
本当に エンジンが勝ってる感じというか アクセルワークで向きを変えれるかも と思わせる。

さらに 昼食時にオーナーが喋っていた 手に入れた頃はセッティングが出てなくて
交差点で何回かスピンしましたよ! という会話が頭をよぎる。
それは 向きを変えるために 時速10kmほどでヘアピンを曲がったときに 何かを感じた。

さらに 公園内を加速!それぞれ4~5000回転位でシフトアップされたのだが
そこまでの加速も強烈!!加給機付きでないNAの そう素のスーパーセブンの加速に近い。
セブンが600kg前後に120~130馬力。ストラトスが900kg台に200馬力と
どちらもパワー・ウェイト・レシオが 4~5といったところ。
こう言っては何だが 2.4Lという排気量から想像してた車格ではなく
車輌重量から言って初期のユーノスとかに 1.5倍位のエンジンを載せた感じだろうか!

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ピロアッパーのサーキット仕様の足回りは 路面の凹凸を全て拾い 激しく車体を上下させる。
その際に どうしてもキックバックが激しいのか ハンドルを持つ手も動いてしまうのだが
指1~2本 こぶし1/3とかで タイヤ数本分 車は横っ飛びするのだ!
なんというクイックさよ!
これでも10年間セッティングを繰り返して だいぶ挙動をマイルドにしたと言ってたが・・
またしても オーナーさんが言ってた 「FRなら構えてなくてもカウンター間に合いますけど
コイツは構えてないと 滑り出したらカウンター当てる間もなくスピンモードですよ。ハハハ・・」
というのが まんざらリップサービスでもなく 本当のことだったのだと実感!

オーナーさんは あえて曲がりくねったクラブハウスまでの道を目指すが
ゆっくりでいいですよと心の中で願う。いや クチに出してお願いしたかも・・
本当に ケツを中心に廻ってるのが助手席でも伝わって来る。
ハンドル握ったら さぞ楽しく 世界が自分を中心に廻ってると感じるかも。
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またしても 開けた道で全開!
速度の上がり方は 加給機の恩恵がない分 シートバックに押し付けられるたぐいとは違うが
その代わりリニアに どこからでもグングン伸びる。
いい意味で裏切られた ここまでライトウェイトスポーツカーだったとは!!

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という訳で ストラトスは ポジションや乗り心地といい 本当にスパルタンの一言に尽きる!
イタリア車というより ロータスやジネッタといったイギリス系割り切りスポーツカー類の仲間
だと強く感じた。セブンしか乗ったことないけど・・
それとも 2Lのアバルト・スペチアーレ系とかが こんな感じなのかな。

何にせよ 私の車道楽人生でもかなりの衝撃体験でした。
次回は デルタS4の助手席インプレッションへと続きます。こうご期待・・

by lancista | 2008-05-27 23:54 | Car life & event  

Raduno Lancia 西日本(ランチア デルタS4 足回り編)

前回の デルタS4エンジン編に続き 今回は足回りを見ていこう。
ただし 画像がリアしかないので あしからず。
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まず たぶんクロモリとかの鋼管スペースフレームで強固なトラス構造を組んだ付け根部分に
上部が詰まった可変バリアブルレート特性と 十分なストロークを確保したスプリングが
取り付け位置も回転式で 自由に変えれる状態でセットされ
ビルシュタイン製の2本のショックが それを支える という037譲りの構成!

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ストラトスや131時代のストラットでは 多彩なラリーステージ全てに対応するのは難しく
取り付け位置も 上下で4段階に変更出来る Wウィッシュボーンに変更された 037ラリー!
この画像でも アームの取り付け位置上下に似たような穴が開いてるのは 見えないか・・

4WDという新しい技術を使いながら 短期間で仕上げてきたS4は
037ラリーで培われた鋼管スペースフレーム構造と 足回り構造を 踏襲したことが
かなり大きいと思われる。
市販車デルタターボ4×4とかでも 4WDのノウハウは掴んでたことだろう。 

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で その足回りを路面に伝えるホイールは ワークスのスピードライン製のマグネシウム!
この個体は ワークス前輪用のモノを 前後4輪に履いているとか。大事にして下さいね。

余談ですが 私のHF4WD用 スピードライン・モンテカルロ・ホイールも
苦労して手に入れたワークスモノですが あまりの肉厚に
純正首下40mmのホイールボルトが 貫通しませんでした。肉厚45mm程度かと。
ですので 1本8kg前後(前後で幅が違うため)と マグなのに笑っちゃう重さです。
とりあえず 100mmのスタッドボルトを立てて 35mm長の鉄製貫通ナットで留めています。
もうそろそろ 製造から20年程度経ってますので 色々と心配です・・

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で そのホイールに合わせるは 205/55-16サイズのピレリPゼロ!!
欧州製のタイヤで もともとラウンドショルダーなとこに持ってきて
さらに かなり引っ張って履いてるようなので 角が丸いです。
国産ハイグリップは 絶対グリップは高いんでしょうが 滑り出しが唐突なので
個人的には 私の腕とか 車の時代を考えると ヨーロッパ製のタイヤが好きですね
太いホイールに ちょっと細めのタイヤを引っ張ってはめる 私好みの履き方ですね(笑)。
ストラトスと違って 未だサイズがありそうですが どうなんでしょう?

ということで 各車を詳細にクローズアップして参りましたが ここで終わり
とはならないのが この集まりの素晴らしいところ!
何と 急遽 グリーンピア三木の公園内で ランチアランチとかのイベントで御馴染みの
ランチアタクシー(同乗体験走行)が始まったのです!
私も ストラトスと デルタS4の 助手席走行体験をさせてもらいました!!
その助手席インプレッションは また次回・・

by lancista | 2008-05-25 10:14 | Car life & event  

Raduno Lancia 西日本(ランチア デルタS4 エンジン編)

では 前回約束したとおり デルタS4のリアカウル内部を見ていくこととしよう!
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まず 視界に飛び込んで来るのは 2個の巨大なインタークーラー!
肝心のエンジンは コックピット後ろの隔壁直後に積まれ 理想的な重量配分に貢献してるが
主役の座を すっかりインタークーラーに奪われている感じ。
その左右に 037ラリー譲りの4輪独立懸架Wウィシュボーンのサスペンションが見える。
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ボディ左側 運転席後ろ側に鎮座するのは 巨大なエアクリーナーの筒!
ABARTHの文字が輝かしい。
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ワークスとなると 屋根後部にあたるハッチ上部の黒い部分から
ダイレクトにエアを取り込むらしいが ストラダーレではここは塞がれているとかで
エアクリーナ下部に吸い込み口があった。
あと リアクォーターウインドウ後方 左右に張り出したエアインテークはダミーではなく
左右のインタークーラーへと 走行風を導き 上から下へと抜けて行く構造である。

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で エアクリーナーを通った空気は まず加給されるされないに係わらず
1) 左側のインタークーラー下部のターボを通り
2) 圧縮空気は熱を持つので 左側インタークーラーで冷やされ
3) 次に右側インタークーラー下部のエンジン回転数に比例するボルメックス
  (スーパーチャージャー)で低中回転域では加給され
4) 右側インタークーラーで さらに冷やされ エンジン手前のチャンバーへと繋がっていく。

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W加給を受けた圧縮空気は このアバルトの文字も誇らしい国産チューンドカーも真っ青の
大きな円筒エアチャンバーに蓄えられ たかだか1800cc弱の排気量しかないエンジンへと
押し込んでいくのだ!
1759ccというのには訳があって 当時の加給係数1.4を掛けても2.5L以下クラスとするため
なので ワークスS4の車輌重量は970kgしかない!
これで500psだと パワーウェイトレシオは2を割ることになり こりゃ死人も出るわなぁ・・

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本来なら主役のエンジンに やっとたどり着いた!
こちらも 伝統のフィアット・ツインカムのランプレディユニットの進化版!
基本設計は60年代だが 分厚いブロックに 131時代?に加えられた16Vヘッドを搭載し
インジェクションで制御され ストラダーレでは250ps/6750rpm 29.7kgm/4500rpm
らしいのだが この個体は 内外装だけでなくエンジンも手が入っているとか。凄すぎです。

トランスミッションは 037時代にはFRのためエンジン後ろにあったが 4WDとなったS4より
エンジン前方に移され ここからは見えない。

では 次回は 足回り編へと続きます・・

by lancista | 2008-05-25 09:27 | Car life & event  

Raduno Lancia 西日本(ランチア デルタS4 コックピット編)

前回 デルタS4は 市販車のデルタに似せてはあるが 全くの別物! と書いた。
それを端的に物語るのは リアカウル内に収められたミッドシップW加給エンジンであるが
そのパワーを受け止めるためのシャシーも かなりの工夫が施されている!
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まず この斜めに走った極太のサイドシルを見て欲しい!
そこにメーカーズプレート(青いの)を貼るセンスも ジョークが効いてて素晴らしいが
この中には 鋼管スペースフレームのサイドバーが内臓されているのだ。
よく ロールバーでサイドバーを水平だと乗り降りしにくいので 前側を下げて取り付けるが
それが内臓され 高級スペチアーレの風情をまとい 分からなくされているのだ。

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さらに 車体裏側を覗き込んでビックリ! 4輪駆動でセンタートンネルは大きめなのだが
そこを左右につなぐロールバーのようなものが 等間隔ではしご状に入っている。
かつてのユーノスロードスターとかにオプションであったが その何倍も太いのが数本!

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気を取り直して シートに目をやると ここもタン色のアルカンタラが標準のところが
シートは黒の表側の本革である! ドアサイドも黒に揃えてある。
初代オーナーの見識であろう。ヨーロッパのどんな富豪の方だったのか!?
あとで座らせてもらったが バケットシートもストラトスほどタイトでなく
しかし しっかり腰はホールドするタイプ。腰サイドの出っ張りより サイドシルの方が高いので
乗り降りも大変だが それほど苦痛ではない。ストラトスは屈まないといけない分苦痛だった。
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シートから見える景色も 寝そべったストラトスに比べポジションがアップライトとなり
デルタに乗ってる私にはしっくり来る。助手席も 不安感は減ると思う。足元も余裕がある。
ストラトスの異次元さは あれはあれで良いのだが 長距離はどうだろうと考えてしまう。
あれで昔の長いラリーを戦っていたのだから 恐れ入る。やっぱり近代化=乗りやすさかも。

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ストラトスの70年代のメーターから比べると 80年代のデルタS4のメーターは読み易そう。
ただ 独立式の機械式メーターが並んでいるのと 1枚のパネルの中に全てあるのでは
好みの問題か。ストラダーレでなくコンペティツィオーネになると どっちも似てくるが。

では 次回は いよいよリアカウルの中身に迫ります!

by lancista | 2008-05-24 23:52 | Car life & event  

Raduno Lancia 西日本(ランチア デルタS4 エクステリア編)

ストラトスに続くは こちらも80年代WRC制覇を睨んで製作された限定車 デルタS4!

先のストラトスは グループ4で公認を得た74年・75年・76年と 3シーズンWRC制覇!
77年もその快進撃は止まらないかに思えたが 政治的判断で親会社のフィアットが押す
フィアット131アバルトへと 取って変わられ77年・78年は131アバルトが制覇する。
ストラトスは実力はあったのに 販売台数に貢献出来ないとされ 終止符を打たされたのだ。

そのフィアット131アバルトも FRでの後輪2輪駆動では 勝てない時代が来ていた。
80年からWRCで解禁された4輪駆動を武器に アウディがライバルとして立ちはだかる。

そこで82年から始まった グループB(たった200台の市販生産台数で良い)に照準を合わせ
ランチア&アバルトは ストラトスを正常進化させたコンベンショナルな2輪駆動
037ラリーを送り出す!
モンテカルロのコックピットに 前後鋼管スペースフレームを接続し
より完成度を増したミッドシップレイアウトと
取り付け位置の変更も可能な 自由度のある4輪Wウィッシュボーンサスペンションと
扱いやすさを兼ね備えたスーパーチャージャー付きコンパクト直4エンジンで
何とか83年のタイトルは奪うことが出来たが ライバルの4駆勢の台頭著しく
84年は アウディ・スポーツ・クワトロが 85年はプジョー205T16に奪い返される!

そのような中 ランチア&アバルトは ミッドシップ4輪駆動で 037譲りのサスペンションに
さらにエンジンをスーパーチャージャーとターボのW加給で どこからでも加速出来
かなりのパワーアップ(最終型は500ps?で サーキットならF1並とも)した
最終兵器 ランチア・デルタ・S4 を送り出すのであった!
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で今回のこの車は そのホロモゲーション(公認)の200台生産を果たすための市販モデル!
さらには 世界でも唯一という パールホワイトの外装色をまとった 大変貴重な1台である。

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ストラトスや037ラリー(ベータ・モンテカルロ)が市販者販売台数に貢献しなかった反省から
車名も 風貌も 79年にデビューしたデルタに似せてあるが 中身は全くの別物である。

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外観だけも 当時のノーマルデルタより 明らかに低く幅広であるが
中身は鋼管スペースフレームが張り巡らされ まさにダートのフォーミュラといった感じ。

その余りに行き過ぎた性能故に グループBモンスターマシンは 多くのクラッシュが続出!
最後は 86年に起きた ランチアの天才エースドライバー ヘンリ・トイボネンの死によって
翌87年からは 市販台数5000台以上と尖がった部分を押さえたグループAへとなり
デルタHF4WDから続く WRC6連覇へと続いていく。

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後姿は デルタと同じにしてあるテールランプだが それ以外でも只者でない感がありあり!
次回は そのあたりを探っていくこととしよう・・

by lancista | 2008-05-24 23:11 | Car life & event