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三瓶山ツーリング5(GTV TB助手席試乗記)

60年代アルファロメオの スパイダーとジュリアスーパーという
オープンと箱の両極端な2台を堪能し 少し頭を冷やしてみる。
やはり ヒストリックに行くには 今の自分だと経済的にも家庭の事情もあり 難しい。
先日 モダンアルファの狂喜の道を開いてくれたQ4に 今一度乗ってみる。
やはりイイ!
しかし オーナーのFさんも半年前に手に入れたばかりだし すぐに手放すとは考えにくい・・
などと いらぬ妄想を抱きながら そのFさんが興味を示した GTVの2000ツインターボへ
Fさんがハンドルを握り 私は助手席へ収まった。
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さっきのQ4の1.7t! に迫らんとする車重に比べて 圧倒的に軽い。
鼻が簡単にインを向く。ノーズが軽いのが横に乗ってても分かる。
しかも エンジンの吹け上がりの軽さときたらどうだ!
Q4の ズォォーと排気量とトルクが大波のように押し寄せる様と違って
TBは ターボ加給を感じさせない NAのような自然なフィーリングなのにトルクが湧き上がる!
これだ! まさに私のデルタHF4WDが エンジンOHの際に目指していたものは!

デルタ8Vエンジンの圧縮比8.0を シリンダー面研磨0.3mm ヘッド面研磨0.3mm
を行い 圧縮比8.4まで高め 当時も今も無い(涙)8V用ハイカムとして
前に乗ってて廃車にしたプリズマ1.6カムを移植 約220度から250度前後のカムとした!
で ターボも NAフィーリングのため HF4WD純正の小径ギャレットT3を沖縄タービンでの
ハイフロー&カットバック加工にとどめ 2500rpmくらいから加給するようにした!
面研でたるんだタイミングベルトのバルタイを合わせるため ワンオフでプーリー作ったり
それらを 追加インジェクターで制御するのに けっこうな金額を注ぎ込んだっけ・・

そんな事をしなくても 世の中にはあるんだ! しかも今なら100万円以下だ。
同じ2000ccで NAフィーリングを大事にしながらトルクを太らせたようなターボが!
アルファロメオってスゴイ! またもや打ちのめされたのであった。

Fさんは面白がって 復路も運転したがったので 運転はしなかったが
17インチGTAホイールに換えてあるタイヤが バネ下でドタドタする感があるくらいで
これとて開き直って 純正サイズに戻せば 解消するレベル。
シャシーのバランスは 旧車とは違うダイナミズムに満ちている!
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で 戻ってみて車検証で車両重量を確認して 皆驚いた。
なんと 感覚とは裏腹に 1,420kgもあるのである!
デルタHF4WDが1200kg前後で デルタ・エボに乗り換えると 1350kgの車重に重っ!
と感じたものだが それより重いのである。
デルタからGTVに乗り換えた人のHPに 4駆のフリクションが無く軽く感じる とあったから
その辺もあるのだろうが 色んなチューニングの幅広さといい 恐るべきアルファ・マジック!

で Q4の3リッターNAV6と GTVTBの2リッターツインターボV6の2台が ボンネットご開帳。
皆に しげしげと眺められ 吸気管の太さが違うとか
2Lはストロークが短い分 低めの搭載位置になり よけい鼻が軽く感じるのではないか?
などなど あーでもないこーでもないと話しは尽きない・・
このDUCATI イベントの主催者でもあるオーナーさんは
左ハンドルの2リッターTBでタン革内装! というオーダーで探し当てたそうだが当たりですね。
またもや ノーマークの2リッターターボなどという 名機の存在を知ったのであった。
子供が小さい今のうちなら なんとか後席に座れるかも?
などという妄想を打ち消すのに時間がかかったのは言うまでもない・・
つづく・・

by lancista | 2008-01-27 11:12 | Car life & event  

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