私の車遍歴(3度目の正直?Bellett 1600sports編)

前回 事故で失ったベレG typeR の代わりとして べレット1500DXを手に入れ
反省をしながらも 普通の車には乗りたくない!を貫いていたのであったが
いかんせん 走りの部分では 物足りない日々が続いていた!

そこへ 馴染みの岡山の旧車ショップから 1本の電話!
いつものツーリングの案内かと思ったら 面白そうな私好みの車が入ったそう。
期待に胸膨らませながら 地道を(当時は高速なし)140km走り 着いたそこには
何ともレアな ベレット・ファストバック

こいつのボディは良いんだけど この個体は エンジンがちょっとイマイチなんだ。
何なら そこにある OHVの1600sports(1600スポーツ・セダン)の
エンジンを積み替えたら 丁度良いんじゃない!
あのエンジンは けっこうなショップでOHしてあって かなり気持ち良く吹けるんだ!とのこと・・

エンジンの実力を体験するために 例のGTRで魂を抜かれた(笑)試乗コースで
店長の運転で走らせてもらうと またしてもヤラレタ!それは運転を代わっても同じだった。

運転して分かったのだが GTRが積むDOHCの 後半伸びていく感じは薄い代わりに
OHVは下から軽く吹け上がり さらに単気筒バイクのように 中間のツキが良いのだ!
2500~4000回転なんて 2ストのようにタメがあるDOHCと違い 即グッと車体が前に出る。
車体が 特に鼻先の上側ヘッド部分にカムが無いため 鼻が軽く クイクイと向きを変える!
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なので私には 車体90万円のファストバックにエンジン積み替え30万円で120万円でどう?
との提案より その絶好調エンジン積んだ店頭表示68万円のスポーツの方が気になっていた!
積み替えた後のボディは? と聞くと潰して廃車と言うではないか。
なら エンジン積み替えたと思って30万円で売ってよ!と交渉し 38万円に値切って買った(笑)

お金が無かったのもあるが レア車ゆえ純正を維持する使命を背負わされた
気を使うファストバックより 自由気ままでセオリーの固まってないスポーツ・セダンに
活路を見出したのだ!
何より ベースが安く済むと言う事は チューニングやモディファイにお金が掛けれるのである。
てなわけで 私の所には ファストバックでなく 1968年式スポーツが来ることになった!

色も・・



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納車の際に 純正のスカイブルーメタリックが気に入らず 玉子色した薄いイエローを
当時のカタログ復刻版が 旧車雑誌ノスヒロに載ってたのを見つけ 塗ってもらった!

その際板金屋で年配の職人さんが 当時の色見本を持っており この色なら再現出来るぞ!
とのことで かなり近い色が再現出来たと思う。

先日の 疾走するアート日本車展での 展示してあったベレットとのフロント比較!
1966年式の試作車と 1968年式のマイ1600スポーツ。

私の市販タイプは ベレGと言えば思い浮かぶ 上下2本バーが横切ったシンプルなグリルに
ウィンカーがバンパー上にあり その並びで真ん中に細い口が開いており
バンパーが少し下にオフセットした 初期型ならではの おちょぼ口なのが特徴!

この憎めないキュートな顔にやられ 色もメタリックよりは淡いソリッド系だよなぁ と変更した。
バンパー外しても似合いそうだなぁと思いながら それは実現出来ずに終わってしまったけど・・ 

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ライトは イタリア車を気取ってキャレロに替えた。ダイヤモンドカットは当時でも高価だったので
普通のタイプだが 直射光を遮るカバーがガンメタで 目玉に見えるので気に入っていた。

ミラーも あえてベレGミラーとかでなく イギリスのウォレスプレス?・ミラーに変更。
車高短が さらに車高短に見える効果があるのだ(笑)

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ホイールは カンパ101の13インチから始まり 同じくカンパ101の14インチに
クロモドラAタイプの13インチに 14インチも試したりした。この画像はカンパ101の14インチ。

タイヤも 175/70-13のミシュランMXT>185/65-14 Mi-MXV2>175/65-14 Mi-MXV3
それから イーグルが復刻したLSDを導入したら 細いタイヤで滑らすのが面白くなって
165/70-13の旧いパターンに見えるそこそこグリップの Mi-MXVのデッドストック等々
色々試した!
何せ 1990年に乗り始めてから 1996年に車検を切るまで 6年間で7万kmは乗ったのだ!
ショックも コニに始まりビルシュタインへと バネも1/4周刻みで 何度切ったことか(笑)

マフラーは 純正で4>2>1のタコ足に エンドが2本に分かれたタイプで あえてそのまま。

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サイドビューは 展示されてた試作品の4ドアと 私の2ドアとの比較だが
共通でルーフラインが フロントが高くてリアに向かって下がっていくラインが 美しかった。
あと 忘れちゃいけない リアホイールハウス上部を水平に横切るプレスライン!
上部が隠れる被ったタイヤと ハの字リアキャンバーが ベレット一番のキモである。

しかし ジュリア・スーパーや フルヴィア・ベルリーナの 4.2m級の全長が無いと
ベレットの4.0mでは ちょっと4ドアでは 寸足らずの感が否めない。
個人的には ベレット・スポーツなら 2ドアがカッコいいと思う。

それと 年式は違ってもう少し前の時代にあった 斜めチェッカーフラッグにSPORTSが合体した
カッコいい純正エンブレムを Cピラーに貼りたかったが見付からず それだけが心残り・・

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展示車にも 飛び出たメーター等 イタリアンの影響が見て取れる!
西陣織と思われるシートは さしずめミッソー二のファブリック並みのアバンギャルドさ。

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純正の木目調シートが貼られたインパネに合わせ NARDIの36パイに始まり
NARDI・アニバーサリー'60の38パイを奢り 少しクラシック風に誂えたり

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廃車となってしまったGTRから外した 7000rpレッドのメーター&ガンメタのインパネと
MOMOプロトティーポのステアリングで 硬派に決めたりした。

フロアのカーペットは剥いで ボディ色と同じように塗ってもらった。
最後には またカーペットを特注で作って 貼り直したけれど・・

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その後も 岡山の旧車メンバーとは 時々ツーリングに混ぜてもらっていたが
レトロ・ブームも過ぎ去り 段々と台数が減っていき ツワモノの常連メンバーだけが残った。

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その中でも お店の店長がスカG-Rと共に乗っていた スバル1000sportsは美しく速かった!
マフラーを特注でストレートにしたら遅くなったそうで 純正レベルの高さにビックリしたとか・・

そんな色々な経験談は尽きず ほとんどの国産旧車は そのせいで乗った気分になっていたし
何より このメンバーのレベルを超える 国産旧車を手に入れるなんて とんでもなく
そのせいで 国産旧車はアガリの気持ちが自分の中で芽生えていたのかも知れない。。。

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そのうち こっちの地元 山陰でも 車好きな仲間が増え ツーリングに出掛ける機会も増え
だんだんと 岡山の国産旧車メンバーとは疎遠になっていく。。。

その頃(1995年)と時を同じくして 足車を ゴルフⅡディーゼル・ターボから
プリズマ1.6ieへと 乗り換えたのを機に FFながらベレットには無い懐の深さと
コーナーを攻めて行くと リアからコントローラブルにブレークするランチアの特性にハマリ
ベレットと足車との2台体制は 1年で終焉を迎え ベレットの車検を取らなくても満足していた。 

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そして プリズマに4年乗って HF4WDがやって来て その2年後に結婚するのだが
その際 2台のうち どっちか1台に整理して!と 定番とも言われる条件を突き付けられ(汗)
泣く泣くベレット1600sportsを ドナドナすることになるのだ(涙)

しかしながら たかだか1584cc 90psしかないOHVエンジンが
少し手を入れてあるとは言え 910kgという車体を レスポンス良く嬉々として走らせ
ノーズの軽いのを武器に クイクイと向きを変え リアを滑らせばLSDで楽しませ
それでいながら 長距離もこなす汎用性も持った 正に当時の自分にピッタリな1台でした!

ガスケットが吹き抜けて OHVなら面研分と同じだけプッシュロッドを短くすれば辻褄が合うと思い
若気の至りで1.0mm面研して ヘッドのポート研磨を自分でして タペットカバーを青棒で磨いたり
圧縮比が 純正9.7>エンジン屋で10.2>この面研&ヘッドOHで11.0を超えてしまい
キャブをどんなにセッティングしても カブリ気味になると 時々パンパン言ってたのも(笑)
今では とっても懐かしい思い出です。

てなわけで 一番 走り込んだりセッティングを繰り返した車と言えば この1600sportsですね!
自分で何とか試行錯誤したり イジレたのも この辺が最後でしょうか・・
私に 車の楽しさを教えてくれた 良き相棒でした。以上で ベレット3台の特別編を終わります。

では次回 益田グラントワまで行ったからには
このお店で食事しないと始まらない!編へと続きます。つづく・・

by lancista | 2010-02-18 07:36 | Car life & event  

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