Lancia Lunch 2009(ランチア リブラ ワゴン編)
この2009年のランチでは デルタ30周年 デドラ20周年 リブラ10周年を記念して
そのような車種は 特別にフューチャーしますよ!とのことでした。
お察しの通り デルタは 初期の1500や1600こそ不在でしたが
HFターボから最終コレッチまで 歴代のデルタが集まり S4も参加しバラエティに富んでました。
が デドラは不在 リブラもこのワゴン1台のみの参加と 寂しかったのですが
私が個人的に 地味イタが好きで プリズマを足に乗っていたこともあり
このリブラ(Lybra)・ワゴンが 気になったので クローズアップしてみましょう!
この・・
スラントした丸目と 伸びやかな曲線美がリブラの持ち味なんでしょうが
同じプラットフォームを共有する兄弟車 156ワゴンに比べて華がないのか
さっぱりと売れませんでした。あ セダンはもっと水を開けられてると思います。
しかし このルーフレールからテールランプへの繋がる部分なんぞは かなりの凝り様で
それでいて さり気無く見せるあたり かなりのデザインセンスだと思いますが
日本におけるイタリア車のイメージは 分かり易さ&押し出しの強さ だったようで
ランチアの パッと見での理解し難さは なかなか販売までは結びつかないようです(涙)
このドアノブなんかも 前を支点に後ろが開くのでなく 何故か上に持ち上げるという凝りよう。
しかし 室内に目をやれば そこはランチアらしく シックで上質な世界が待っています。
アルカンタラの濃紺も上品で ビロードのような手触りも健在でした。
あの毛玉が出来易いのも健在だと困るのですが この個体では見当たりませんでした(笑)
インパネのウッドトリムは光り輝いていて 少しシックとは離れますが
全体としては いつものランチアの世界が拡がり 在るべきものがそこに在るという
運転する上での 全うさがランチアの良心だと思います!
この個体は 分かったオーナーにより5速ミッションでした!
スポーツATらしいものも出回ってますが 使い倒すなら MTが正解だと思います。
リアシートも たっぷりなクッションと座面で 手抜きはありません。
156ワゴンより 頭上に余裕があるのも嬉しいですね。
後席から見た室内も 普通と言えば普通ですが 長距離を走ればそこはランチアたる
しっかりとダンピングが効いて 深いストロークの足回りと
たっぷりのウレタンが奢られたシートが 乗員を快適に導くことでしょう!
そのことは 20数年前のトレヴィで遠征を繰り返してる私達が 今年も感じ入った所です!
モダン・リビングなどと 表層だけを真似した どこぞの国産車とは 年季が違います。
そして 少し散らかってましたが(笑) たっぷりの荷物を飲み込めるラゲッジルーム!
高さも十分で 開口部も大きく その気になればリアシートを畳めば ほぼ無敵でしょう。
こんなので 自転車やスノーボードを積んで 家族で遠出とかしてみたいもんですね(笑)
あ キャンプでも良いです。
などと ラゲッジの大きさだけ夢が拡がる とっても穴場な(笑)リブラ・ワゴン!
オーナーの愛にあふれた ランチアランチ2009の記事も ぜひご一読下さい。
こういった (トレヴィほど気を使わずに:笑)少し旧めの味のある現代車を足に出来たら
ライフスタイルを 素敵に彩ってくれるのに と思いは尽きぬのでした。。。
では次回 最近のランチアの意欲作 ニュー・デルタ編をお届けします。つづく・・
by lancista | 2010-01-17 13:18 | Car life & event